子供/小学生向けプログラミング教室の種類と選ぶべき教室

学習指導要領改定によりプログラミング教育が必修化されたこともあり、子供をプログラミング教室/ロボット教室に通わせる事例も増えています。
プログラミング教室も検索サイト「コエテコ」に掲載されているだけでも全国に8,000教室以上(2020年6月時点)があります。
参考記事:小学校のプログラミング教育とは|必修化の背景から育む能力まで解説

子供をプログラミング教室/ロボット教室に通わせたいと考えた場合に、どのような観点で選べばよいのでしょうか。また、習い事としては何歳から通わせ始めることが効果的なのか具体的に紹介します。

プログラミング教室の選び方

子供/小学生がプログラミングを学ぶ教室の種類

小学生がプログラミングを学ぶ教室といっても大きく3種類に分けることができるため、まずはその3種類を抑えておきましょう。

1.ゲームやアプリ制作が主のプログラミング教室

パソコンやタブレットを使ってゲームやアニメーション、アプリを制作することを主にプログラミングを学びます。Tech Kids School(テックキッズスクール)、STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)などが有名です。

カリキュラムは教室によって様々ですが、幼児〜小学低学年なら教育用アプリ「ScratchJr(スクラッチジュニア)Viscuit(ビスケット)」、小学中学年以降は、ビジュアルプログラミング言語Scratch(スクラッチ)を使ってアニメーションやゲームを制作することが多いです。

その後は、年齢やレベルに応じて、Unity(ユニティ)やXcode、JavaScript(ジャバスクリプト)などでコーディングの基礎を学ぶながらゲームやアプリの開発に挑戦するようになっていきます。

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2.ロボットを組み立て動かすロボット教室

教室数が最も多い形態がロボット教室です。ブロックとコンピュータ基盤を組み合わせてロボットを制作、制御することでプログラミングを学びます。crefus(クレファス)やロボ団、プログラボなどが有名です。

使用されるロボットキットは様々ですが、主にLEGOマインドストームEV3アーテックロボが使われ、制御にはビジュアルプログラミング言語が一般的です。その後は、年齢やレベルに応じて、ロボコンに挑戦するようになったり、python(テキストプログラミング言語)などでコーディングの基礎を学ぶようになります。

3.ソフトもハードも触る複合型ものづくり教室

ゲームやアニメーション、アプリを制作することも、ロボットを制作、制御することも、また電子工作や3Dプリンターを使ったものづくりまでITに関わるあらゆるものづくりに触れながらプログラミングを学びます。LITALICOワンダーやSTEMON(ステモン)、テックプログレスが有名です。

子供/小学生向けプログラミング教室の選び方

子供向けプログラミング教室の月謝等の相場

首都圏とその他で月謝相場は少し異なりますが、料金は概ね下記を参考に個別に比較すれば間違いないと考えられます。

入会金:0~15,000円
通学回数に限らず1時間あたり授業料:2,300円~3,500円

何を重視するにしても、選んではいけない2つの教室

プログラミング教室/ロボット教室に「ものづくりを通して自主性や主体性、創造性の育成を重視する」場合でも、「思考力の育成・体系的な知識の定着を重視する」場合でも、選ぶべきではない教室が2つあります。

1.本業と合わせて片手間に開講されているプログラミング教室

全国に8,000超ある教室(2020年6月時点)のうち、フランチャイズ教室が半数以上を占めています。そのため、学習塾や英語教室などの本業の傍で週に1〜2回しかプログラミング教室を開校していない、という場合は多くあります。

非常に厳しい指摘にはなりますが、教室サイズが大きく建物内に複数の教室(部屋)がある、という場合を除いて、本業で実力があり人気があれば本来全く異なる形態の教室を運営する余裕も必要もないのです。本業で実力も人気もない教室が実施するプログラミング教室/ロボット教室に通う理由などどこにもありません。

子供/小学生向けプログラミング教室の選び方

2.初心者向けの内容しか開講されていないプログラミング教室

フランチャイズ教室が半数以上を占めている背景には、初心者向けの学習で使用するビジュアルプログラミング言語の扱いやすさがあり、プログラミング未経験でも研修を受けることで子供に指導することができるようになります。そのため、初心者向けの学習以上の内容(コース)が用意されていない、という教室がほとんどです。

フランチャイズ本部はもちろん、高度な学習も用意していっていますが、内容を理解して実際に教えられるようになっていくか、というと怪しいでしょう。プログラミングに触れて楽しさが分かれば、子供がより難しいことにも挑戦したいと思うようになるのは当然ですが、学ぶことができない、サポートはありません、というのは無責任とも言えます。

体系的な知識の定着を重視する場合のポイント

多くの教室で4〜5歳から習い始めることができまが、思考力の育成・体系的な知識の定着を重視するのであれば、学校でパソコンを使うようになり、論理的な思考ができるようになってくる小学3〜4年生以降の方が学習効率の面からおすすめです。

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主体性・創造性の育成を重視する場合のポイント

ものづくりを通して自主性や主体性、創造性の育成を重視するのであれば、子供がやりたいと思ったタイミングで通わせれば良いでしょう。
ただし、小学2年生以下では慣れ親しむ要素が強くなるため、体系的な知識の定着もできるように通学期間は長く捉えておくことが必要です。

また、自主性や主体性という観点から、カリキュラム(回数・期間)が固定化している、ひとりで取り組む形式の授業(教室)は避けたいところです。先生の最良で学習のレベルや速度が変わる教室を探すようにしましょう。