子供のスイミングは何歳から通うか|どこがいいか選ぶコツと料金感

スイミング(水泳)は習い事ランキングで常に上位に入る人気の習い事で、子供に習わせることを考えている親も多いでしょう。保育園・幼稚園でプール遊びを始め、小学校で泳ぎ方を習うことが一般的ですが、習い事としては何歳から通わせ始めることが効果的なのか具体的に考えます。

また、通うスイミングスクールはどういう観点で選べばよいのでしょうか。通学頻度の考え方と料金感、どこがいいのか比較検討する際のポイント、失敗しないために気をつけるべきことについても紹介します。

スイミング

スイミングに5〜6歳から通わせている親が多い

学研教育総合研究所が実施した「2019年小学生の日常生活・学習に関する調査」によると、全体の小学生のうち約8割が何らかの習い事をしており、そのうち水泳は28.4%が習っています。学年別に見ると、小学1年生32.0%、小学2年生30.0%、小学3年生36.5%、小学4年生32.5%、小学5年生22.5%、小学6年生17.0%となっており、小学4年生をピークに減少傾向にあります。

博報堂が2016年3月「小学生の長子がいる母親」1,428名を対象に行なったインターネット調査によると、水泳を習い始めた年齢の平均は5〜6歳というデータがあります。

スイミングは何歳から通うことがよいか

東進衛星予備校などを展開する株式会社ナガセの子会社「イトマンスイミングスクール」では、ベビークラス(6か月〜3歳)、幼児クラス(2歳半〜4歳)、ジュニアクラス(4歳〜中学生)の3種類のクラスに分かれており、0歳から始められるようになっています。

運動神経の発達に合わせるなら4歳頃

アメリカの有名な人類学者リチャード・スキャモンが発表した論文によると、運動神経の80%は生後4歳頃までに、90%は生後6歳頃までに成長し、13〜14歳の頃にはほとんどが完成します。つまり4歳までに脳と筋肉を動かすことが非常に大切と言えるのです。有名選手では、萩野公介選手は生後5カ月、北島康介選手は5歳、岩崎恭子選手は5歳、松田丈志選手は4歳、イアン・ソープ選手は4歳で水泳を始めています。

スイミング

生後6か月から通うことができる「ベビースイミング」もありますが、目的が水に慣れ親しむことになるため、「東大生の約6割が子供の時に通うスイミングを習い事にすべき4つの理由」で紹介したメリットの享受はまだと言えます。親子で一緒に楽しむ、という目的としてベビースイミングは利用するのが良いでしょう。

最後は子供の意欲に従う

栄光ゼミナールが2018年に実施した「小学生の習い事に関するアンケート調査」によると、習い事を選ぶ際に重視したことについて「子どもがやりたがっているかどうか」を81.8%があげており、子供本人の気持ちを最優先にしている結果もあります。

スイミングを始めるべき年齢は4歳までとはいえ、焦って子供に意欲がないにも関わらず無理やり通わせることはせず、子供に水泳を習わせたいと考えたら、まず近くのスイミングスクールの体験教室に行かせて反応と意思を見てみましょう。

スイミングの通学頻度はどう考えればよいか

学研教育総合研究所が実施した「2019年小学生の日常生活・学習に関する調査」によると、子供にスイミング(水泳)を習わせている親が払う関連費用は、民間運営だけに絞ると平均で月6,900円になっています。料金はこのあたりを参考に個別に比較すれば間違いないと考えられます。

通学頻度も週1回〜週5回と幅広く選択できるようになっています。綺麗なフォームで4泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)をマスターするには、習い始める年齢によっても個人差がありますが通学頻度週1回で3〜5年程度かかるようです。5歳から習い始めて小学3年生で4泳法をマスターできれば早い方だと考えられます。

通学頻度は「東大生の約6割が子供の時に通うスイミングを習い事にするべき理由とは」でも紹介した脳神経の発達年齢とゴールデンエイジを踏まえて考えると良いです。水に慣れることから始めている3〜5歳頃は体力面からも週1回、泳ぎの練習が始まった頃から子供自身にやる気があれば週2回に増やしていきましょう。最も運動神経が発達する10〜12歳に該当する期間は、週2〜3回と回数を増やすことがおすすめです。

Advertisement

スイミングスクールは設備環境と指導方法で選ぶ

まず建物全体に暖房設備があるかどうか、レッスン後に冷えた身体を十分温めることができるシャワーや採暖室などの設備は整っているかは見てみましょう。長く通うことになる場所だからこそ、第一に設備環境は目を向けるべきポイントです。

その他、長期的に無理なく通い続けるために送迎バスがあるか、また利用が可能かどうか(自宅まで送迎をしてくれるところ、決められた場所で集合・解散をするところなど様々です)など送り迎えの方法についても考える必要はありますが、本記事ではスクールのレッスンに直接的に関わる指導部分に焦点を当てて紹介します。

雰囲気や指導人数

スパルタ式の指導なのか、楽しみながら指導を行なっているのかなどスイミングスクールの指導方針を確認してみましょう。
また、1クラスに対してのコース数、コーチ1名あたり生徒数は大切で、1コースにつき生徒20名程度、コーチ1名につき生徒10名ごとにをひとつの目安にして確認してみください。これらより生徒数が多い場合は、プールに入っている時間が短く、なかなか泳ぐことが出来ない可能性も出てきます。

進級の内容や基準

スイミングスクールには進級テストがあり、合格すれば帽子の色が変わったり、ワッペンがもらえる仕組みがあり、概ね20~30段階程度の進級基準が用意されています。息こらえや飛び込みから始まり、次第に泳ぎ方の習得に移る流れになっています。

段階が多いところでは、基準が細分化されているため進級がしやすいかもしれませんが、上級クラスに到達するまで時間がかかります。一方で段階が少ないところはひとつの段階の期間が長いとも考えられるため、この点は比較して考えましょう。
また、進級テストが実施される頻度も2か月に1回のところもあれば、3か月に1回のところもあるため合わせて確認しておくとよいです。

スイミング

子供の習い事に関するおすすめ書籍等

東大生の約6割が子供の時に通うスイミングを習い事にするべき理由とは
東大家庭教師友の会「頭のいい子が育つ習い事」角川書店
橘木俊詔「子ども格差の経済学」東洋経済新報社
遠山健太「ママだからできる 運動神経がどんどんよくなる 子育ての本」学研プラス