ネットリテラシーは子供から鍛える|親が抑えておきたいポイントとは

インターネットの使用は年々低年齢化しており、早くから子供にネットリテラシーを正しく身に付けさせておくことは大切です。本記事では、子供だけでなく保護者も意外と正しく理解していないネットリテラシーについて紹介します。

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ネットリテラシーは正しく使いこなす知識や能力

ネットリテラシーは「インターネットリテラシー」の略称で、インターネットの便利さ、脅威やルールを理解し、適切に使用するための能力のことです。年齢に関わらず適切なインターネットを利用するためには必要なスキルといえます。

ネットリテラシーの他に、「情報基礎リテラシー」、「コンピュータリテラシー」という言葉があり、これら3つを総合して「ITリテラシー」と呼ばれます。情報基礎リテラシーは、情報収集や発信などを適切に行うための基礎的能力のこと、コンピュータリテラシーは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器を扱う能力のことです。

ネットリテラシー

ネットリテラシーの重要性が高まっている背景

インターネットの普及は生活に大きな便利さをもたらした反面、正しく使わなければ危険や嘘、犯罪にまで巻き込まれる可能性もあります。ネットリテラシーが不足しまま利用していると、個人情報の流出、著作権や肖像権の侵害、コンピュータ・ウイルス感染による迷惑メール送付行為など、自らが被害を受けるだけでなく、故意でなくても加害者側に回る場合もあります。

ネットリテラシーは小学生から鍛える

内閣府が実施している「青少年インターネット利用環境実態調査」によれば、2018年度時点で小学生は1日118分インターネットを使用していると公表しています。小学生が学校・宿題・習い事・食事などを差し引いて自由に使える時間は約150分程度あるため、自由に使える時間の約70%をインターネットを使って過ごしています。

学校現場でのネットリテラシー教育も進んできていますが、親が直接定期的に教えるように心がけましょう。具体的にどのようなポイントまず子供にを教えるべきか、について「情報を受け取るとき」、「情報を書き込むとき」の2つの観点から紹介します。

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情報を受け取るときに気をつけるポイント

インターネットは誰でも気軽に情報発信ができるため、故意も含めて誤っているもの、思い込みや誤解が含まれているものもそのまま公開されています。情報を取捨選択して、全てを鵜呑みにしないようにすることが大切になります。

国連からもTwitterやFacebookなど、誤情報が拡散しやすいソーシャルメディア上で「#シェアする前に考えよう」と訴えるグローバルな運動も行っています。公共機関が発信している公的な情報や客観的な数値データなど一次情報にあたること、インターネットだけではなく文献にもあたることを早くから身に付けさせられることが理想です。

オンラインで情報をシェアする前に5つの「W」を考えよう
WHO(誰がつくったか)、WHAT(何が情報の発信源か)、WHERE(どこからの情報か)、WHY(なぜシェアするのか)、WHEN<(いつ」の情報か)

情報を書き込むときに気をつけるポイント

インターネットは自らが情報発信側になれることが魅力的なツールでもあります。必要以上に恐怖心を煽ったり、使用を禁止することはおすすめできませんが、SNSトラブルなど、実際に起こったトラブル事例を知っておくことは効果的です。

ネットリテラシー

安易に個人情報やそれに繋がるものを発信しない

自分の名前や住所、写真を不必要にアップロードしない、は当然として、家の窓から見える風景の写真や最寄駅に関する情報の投稿でも住所が明らかになってしまう場合もあります。写真自体に撮影場所の情報が記録されていたり、投稿時に位置情報も合わせて発信してしまったりなど気づかぬ内に個人情報を発信している場合もあります。

投稿していい内容かどうかを見極める

情報を発信する場合に、感情的は発信になっていないか、誰かの著作権や肖像権を侵害してないか、誹謗中傷にあたらないか、考えないければいけません。はるかぜちゃんこと女優の春名風花さんが虚偽や誹謗中傷の内容を投稿していた相手を民事訴訟で訴え、315万円の示談金を勝ち取ったことも最近話題になりました。

悪質な発信者の特定は今後少しずつ簡単になると考えられ、インターネットを利用する全ての人が対面でのコミュケーションを取るように丁寧な発信を心がけることが大切です。

手軽にネットリテラシーを学べる方法

小学4年生〜高校生を対象としてKDDIがネットリテラシーの診断ができるサイト「ネットスキル診断」が無料で公開されています。利用前に、学年・性別・利用機種を入力すれば、あとは質問に答えるだけで簡単なため一度使ってみても良いでしょう。

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子供のネットリテラシーに関するおすすめ書籍

メアリー・エイケン「サイバー・エフェクト 子どもがネットに壊される ― いまの科学が証明した子育てへの影響の真実」ダイヤモンド社
島袋コウ「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」旬報社